HPの契約時に気をつけるべきポイントとは?

最近、ホームページをリース契約したことによるトラブルが多発してします。
企業の規模に関係なく必要不可欠と言っても過言ではない企業HPですが、製作費などが高くつくのも現実です。そんな中で、「少しでも安く済みますよ」という揺さぶりをかけてリース契約を持ちかけられてしまうことがあるのです。
本記事では、HPのリース契約トラブルに関する基本的なところから、実際に契約してしまった時の対処法に至るまで解説します。
ぜひ、最後までご覧くださいね。

そもそもリース契約とは

リース契約とは、英語で「賃貸借」のこと。会社において、基本的には自分達で用意できなかったもの、そして、基本的には会社に必要な備品などの有形のものを、リース会社を通じてレンタルするということです。
そして、この「リース」というシステムは無形のものには使うことができないというルールがあります。要は、HPなどの無形なものには使えないのです。

この時点で少し気付いておられるかもしれませんが、リース契約というのは、実際にモノ(HP)を購入しているわけではないことに加え、HPは無形であるため「リース契約」がそもそもできないのです。
悪徳な業者は、HPを制作するためのパソコンやソフトウェアなどをリースすること、そこにホームページ制作をセットにして契約する内容にすることで、本来できないはずのHPのリース契約を成立させているのです。

リース契約を結ぶことのデメリット

ここからは、具体的にどのようなデメリットがあるのかを解説します。
リース契約におけるデメリットを大きく3つ挙げるとすると、
・中途解約/キャンセルができない
・サイトリニューアルができない
・契約満了時にサイトがなくなる(自社のものにならない)恐れがある

と言えるのではないでしょうか。

中途解約/キャンセルができない

まず、リース契約をすることによるデメリットの一つ目は「中途解約/キャンセルができない」ということです。
リース契約というのは、基本的に解約やキャンセルができない仕組みになっています。
もしできたとしても、高額の違約金を支払わなければならないようになっていることが多く、さらに、残期間のリース料金を請求されることもあります。
また、リース契約の期間は基本的に年単位ですから、その間はずっと自社のHPをレンタルし続けている状態となるのです。
この時点で、リース契約にはデメリットしかないことがご理解いただけるのではないでしょうか。
ですが、リース契約のデメリットはこれだけではありません。

サイトリニューアルができない

二つ目のデメリットは、「HPの更新やリニューアルができない」ということです。
ホームページが運用されたとしても、その所有権は自社にありません。契約したリース会社が所有者であるため、更新がスムーズにできない状態に陥ってしまいます。
結果的に作ったページがそのままになってしまい、更新等ができないままに古くなってしまうことになります。HPは完成してからの運用が大切ですから、はっきり言ってHPを作っても無駄に終わってしまっている状況です。

契約満了時に無くなってしまう(自社のものにならない)

例えば、リース期間を5年で契約したとしましょう。その5年間についてはお金を払い続けるわけですから、HPは存在します。しかし、その契約が満了になるとHPはリースですから返却しなければなりません。そのまま、自社のものになるということはないのです。
業者によっては、さらに契約を延長するか管理を委託する契約を結ぶよう言ってくるかもしれません。そうなった場合には、結局同じような契約を結ぶ可能性があるため、リース期間と同じようなことの繰り返しになってしまう恐れがあります。
リース期間中、毎月お金を払い続けてもHPがなくなるというのは、あまりにも残酷なことですよね。そのようなことにならないよう、リース契約は結ばないようにしなければなりません。

業者が倒産するとサイトもなくなる

リース契約を結んでいる間は、HPは借りているだけの状態であるということはすでに説明しました。このケースの場合、リース契約を結んでいる会社がなんらかの事情で倒産してしまったり無くなってしまった場合には、そのままHPも消えてしまうことになります。
リース契約によってHPを作った場合、サーバーやドメインも業者が用意することが考えられ、こうなった場合にはもう取り返すことは不可能になってしまうのです。
自社のサイトが他社の経営状況に左右されているというのは、よくよく考えるとおかしい話ですよね。

支払い総額が通常契約よりも高くなる

一見すると、「初期費用無料、月額●万円」と書いてると安くて手軽だと感じるかもしれません。しかし、実際にはそれによってリース契約を結んでしまい、通常のような契約をするよりも高くつき、かつ、HPが手に入らない状態となってしまうこともあるのです。
例えば、月3万円で契約をしたとしましょう。すると、1年で36万円、5年契約した場合には180万円を支払い、契約満了時には何も残らないようなことになってしまうのです。本来、180万円もあればHPを作るには十分すぎる費用です。通常契約すれば、HPは自社のものになり、リースよりも安い費用で確実に手に入るはずのものが手に入らないということだけは、絶対に避けたいですよね。リース契約を結ぶかどうか…という状況があるならば、一度冷静に考える必要があります。

リース契約をしないための対策

ここまで、リース契約することについてのデメリットや問題点を解説してきました。この時点で、リース契約をしようと思う人はいないと思います。ですが、それでも言葉巧みに契約を取ろうとする業者の営業に負けてしまいそうになりますよね。
そこで、ここからはリース契約をしないための対策について解説します。

信頼できる業者を選ぶ

まず、業者選びについては、最初から繋がりのない業者を選ぶのはやめましょう。可能であれば、知り合いの会社やHPを作ったことのある人に紹介してもらうのが良いでしょう。
また、業者が自社のHPに制作実績をちゃんと載せているかどうかがポイントです。
個人事業主に依頼するにしても、どういった経歴を持っているのか、制作実績はどのようなものがあるかをしっかりと確認し、「この人なら信用して大丈夫」と思える相手を選ぶようにしてください。間違っても、「この人は安いから」と金額の安さを選考の一番大きな基準にするのはやめておくほうが良いでしょう。

ドメインやサーバーを自社で用意する

リース契約をするかどうかの話が出たときに、必ず「ドメインやサーバーを自社で用意させてくれ」と依頼してみましょう。
これは、リース契約や通常契約どちらでも言えることですが、本来、サーバーやドメインは自社で契約したものを使ってもらうものです。契約や準備の代行を依頼するとしても、必ず自社で管理できるようにしてもらっておくもの。
これは別の記事で解説することになりますが、実はサーバとドメインを自社で用意することこそ、HPを守るための一番の方法なのです。

リース契約は絶対にしない

この記事では、HPのリース契約について解説しました。
何度もお伝えすることになって恐縮ですが、基本的にはHPのような無形ものはリース契約できません。
それを必ず頭に入れておいてください。もし、業者からそういった話があったときにはバシッと伝えるようにしましょう。
リース契約をしてしまったら、消費者生活センターや法律の専門家に相談したりして、何かしら対策が取れないかを相談するのも一つの方法です。
リース契約自体を通常契約に切り替えたり、HPを買い取るなどできるよう交渉を始めてみるのも良いでしょう。
ぜひ、この記事を参考にして避けられるトラブルをしっかりと避けましょう。

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