疾病治療標準化計測機器 肺瘻エアリーク・モニター

肺から胸腔内にエアーが漏れる疾病の
治療標準化に資する計測機器です

肺から胸腔内にエアーが漏れる(リーク)疾病において、そのリーク量を低コストで非侵襲的に連続してモニターできる機器が待望されながらも、これまではほとんど存在していませんでした。
本機器は連続的なリーク量の計測・収集を行うことができ、かつ市販品の胸腔ドレナージユニットに後付で取り付けることができる非侵襲型のモニタリングシステムです。

機器概要

  • 事 業 主 体 名 : ツジ電子株式会社
  • 事業期間 [分類] : H28年度 [技術開発等]、H29年度 [試作開発]
  • 参 加 団 体 名 : 筑波大学、他

「肺瘻エアリーク・モニター」が
解決してくれること

肺の空気漏れを来す肺瘻や気胸といった疾患の治療戦略の標準化を可能に!

術後肺瘻(肺からの空気漏れ)や気胸(胸腔内に空気が貯留し肺が虚脱する疾患)については、どれ位の空気漏れ(エアリーク)であれば自然閉鎖するのか、または手術が必要なのかといった医学的基準は未だにありませんでした。

胸部外科術後や気胸・胸水の治療には胸腔ドレーンが挿入されますが、胸腔内の病態把握や治療選択の判断は、主治医が排液性状やエアリークの有無の間欠的に観察して主観的に判断しているのが現状です。

入院患者の日常生活活動に支障を来さない小型軽量な装置を開発することによって、胸腔内のエアリークの状態を連続的にモニターできるようになり、客観的な数値データを蓄積できるようになります。

株式会社アトックが考える、ものづくり 「超精密加工技術を徹底して追及することでオプティクスの未来に役立つ企業」を目指す。

「様々な分野の研究機関で、日夜展開される最先端の研究。新製品開発現場でのスピーディな試作品開発。」
「生産現場での効率化機器、省力化機器の開発・設計と運用。」
これらの現場に常に密着し、お客様の視点に立ったシステム・装置の開発・設計・製造・設置をお手伝いすること。これが、弊社のものづくりに対する基本姿勢です。

取締役会長 辻 信行 氏

肺瘻エアリーク・モニター 開発ストーリー 自分たちなら、胸腔ドレナージユニットの気泡の通過時間を測定するセンシング回路等を設計、製作できると直感した。

代表取締役 植松 弘之 氏

01.

持ち前のセンシング回路設計技術等を用いれば、胸腔ドレーン挿入を必要とする入院患者のエア漏れ状態を連続的にモニター可能で、かつ入院患者の日常生活に支障をきたさない小型軽量な装置を開発できると直感しました。

導入想定先・利用シーン

肺瘻エアリーク・モニターがあれば、適切な時期に胸腔ドレーンを抜去できます。

現在は、胸腔ドレーン(胸腔内状況のモニタリングと排液排気をするための医療器械)をいつ挿入・抜去するかは担当医の主観的判断に委ねられており、抜去が早かったため疾患の再燃等によりドレーン再挿入を余儀なくされたり、逆に長期留置によって感染が発生するなどの医学的問題が発生しうる状況にあります.
そこで客観的データから胸腔内の生理学的状況を把握したりドレーン抜去の適時を確認できるようになれば、これらの医学的課題を解決できるだけでなく、ひいては医療費削減や医療従事者の負荷軽減、患者のQOL向上に資するものと期待されます。

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